隠岐の島町ではカフェ巡りがおすすめ
島後(どうご)・隠岐の島町にはフェリー乗り場のある西郷港の近くに喫茶店やカフェが結構あるんです。
レトロなお店から古い建物をリノベーションしたお洒落なお店まで。西郷港付近はふらっと回るだけでも島を感じることができて楽しいので、涼むためにお店へ入ってみてはいかがでしょうか。
島ならではの味や島に住む人たちとの対話を楽しめれば、室内にいながらも島全体の雰囲気を体験できるはずです。
まずは西郷港にほど近い「京見屋分店(きょうみやぶんてん)」です。
カフェだけでなく、雑貨やアウトドア用品、お土産などの販売されていて、店内では、「おきのしましまビール」など島根のクラフトビールも飲むこともできます。
そして何より、店を営むご夫婦が素敵。島の人たちが用事がなくても自然と集う場所となっています。島では大切な情報交換の現場を見ることができるかもしれず、観光の方は特に楽しんでいただけるのではないでしょうか。
クリームソーダが人気。上に乗っているバニラアイスが濃厚で美味しいです。
次は、西郷港から車で5分程の「100TARO Coffee」です。
ここはオーナーこだわりのコーヒーが楽しめる自家焙煎珈琲店。いい意味で島らしくないお店で、お店の中に入ると驚きます。空間のデザインをしたのは美容室のデザインなどを手がける方だそうでとても落ち着く空間でありながら、ワクワクしてしまうデザイン。
コーヒーは種類豊富で説明書きも丁寧であるため、自分にあったコーヒーと出会えるかも。スイーツもすべて手作りという、こだわりの強いお店です。
もし気に入った豆があればお店で購入もできますよ。休みは不定休で、営業日もできるだけ行く前に予約をした方がいいかもしれません。
続いても西郷港に程近い「月あかりカフェ」もおすすめです。
金曜日、土曜日、日曜日のみ営業しているカフェで、「さざえ最中」でも知られる隠岐の島町の和菓子屋「秀月堂」の方が営んでいます。
店内は島らしい空間でありながらも、どこか懐かしい京町家のよう。一番奥の席からは日本海へと続く川を間近に見ることができます。
島の暮らしを垣間見ながら一休みするこの時間は良い島体験となるはずです。シナモンの香るカプチーノは雨で冷えた体を充分に温めてくれます。
月あかりカフェ
隠岐の島町西町八尾の三45
TEL:090-3880-6877
OPEN:11:00~16:30
定休日:月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、第2・4日曜日
≫公式Instagram新しいタブで開きます
海士町ではリラックス体験がおすすめ
「ないものはない」が島のキャッチコピーである海士町。後鳥羽上皇が配流されたこの島では現在、若者も多く暮らしています。
色んな世代の人たちが日々の疲れを癒したり、悩みを相談したりと、人と対話をすることができる場所や機会がこの島には多くあります。
最近はそういった場所が地元の人の利用だけでなく、観光の人にも利用していただけるようになっています。海士町でのリラックス体験、自分を見直す体験を観光ついでにしてみてはいかがでしょう。
フェリー乗り場のある菱浦港から徒歩3分にある「島のほけんしつ 蔵」。
その名前の通り、島の人にとってはホッとできる場所で、もちろん観光の方も気軽に入れます。代表の島根輝美さんの接客はお母さんのような安心感がありますよ。
「蔵」では、予約制でアロマケアやフェイシャルトリートメント、クレイケア、カードセッションを受けられるほか、気まぐれカフェも営業しています。カフェは予約不要ですので席が空いていればその人の身体に合ったハーブティーを飲むことができます。
なんと、雨の日には「雨の日ブレンド」のハーブティーを飲むことができるんです。
他にも、アロマミスト作りやクリーム作り、ワークショップやクラフト作りなども行われています。
特に、クレイ足浴はおすすめ。種類によって効能はもちろん違います。直感で気になったものを5種類から一つ選び、そのクレイの入った足浴が体験できます。
自分の直感で選ぶというのが本当に不思議で今の自分にとって必要とされる効能のものを自然と選んでしまいますよ。クレイケアとは体内の不要物を落としてくれる、まさに体のお掃除屋さんなのです。
2021年8月に店内のレイアウトが大きくリニューアル。おしゃれなカウンターでハーブティーを飲んで、ぜひひと涼みしてみてください。
島のほけんしつ 蔵
海士町福井1367-1
OPEN:9:00-17:00
定休日:不定休
≫公式WEBサイト新しいタブで開きます
西ノ島ではのんびり体験がおすすめ
西ノ島といったら自然が作り出した絶景が見れる摩天崖や国賀海岸が人気です。
そんな西ノ島でのんびりと自然を見ていただくのもいいのですが、雨の日は山の上に霧がかかってしまいます。霧がかかることで神秘的になり、それはそれでとてもオススメなんですが、室内でのんびりしていただける場所が西ノ島にはいくつかあります。
西ノ島の人たちも集う場所で観光の方も気軽に入ることができるので、ぜひ行ってみてください。
「いかあや」というのは西ノ島弁で「行こうよ」という意味です。
西ノ島町コミュニティ図書館「いかあ屋」は2018年7月に開館。ですので外観、内観共にとても綺麗です。館長に話を聞くと、設立メンバーの中には、図書館での勤務経験がある人は1人もいなかったそう。島の住民で「行きたい図書館とはどんなものか」をひたすら議論したらしいです。
それもあって、館内には図書ブース、縁側カフェ、縁側テラス、縁側キッチンなど普通の図書館にはあまりないスペースが多くあります。縁側キッチンは基本有料予約制となっていますが、一般の方も利用できるので自分たちで島の食材を購入し、調理をして食べることもできます。
定期的にイベントも行われており、島の人と観光客が交わる場があるのも、『いかあ屋』の魅力の一つです。
本を読むのもいい。コーヒーを飲むのもいい。料理をするのもいい。それらすべては雨だからこその、のんびり体験なのです。
西ノ島コミュニティ図書館「いかあ屋」
西ノ島町浦郷67-8
TEL:08514-2-2422
OPEN:10:00〜19:00
定休日:水曜日
隠岐汽船別府港フェリーターミナルより車で約8分
町営バス「日の出町」下車徒歩1分
≫公式WEBサイト新しいタブで開きます
知夫里島では島ならではのクラフト体験がおすすめ
知夫里島は隠岐諸島のなかで一番小さい島であり、手付かずの自然が残っている島です。
赤壁や赤ハゲ山などは間違いなく、言葉を失うほどのスケールの大きさを感じることができます。そんな知夫里島にあるのは自然だけでなく、室内で楽しむことのできるクラフト体験がけっこう面白いです。
隠岐にはクラフト体験ができるところは多くありますが、この知夫里島では他の島にはない少し変わったクラフト体験をすることができます。隠岐でしか作れない、自分だけのオリジナルをお土産にしてみてはいかがでしょうか。
港からすぐのフェリーターミナルの中にある知夫里島観光協会にて、「My知夫七味体験」の予約と体験ができます。
山椒やわかめ、岩海苔、クロモジ、ゆず、唐辛子など、知夫里島産の材料を使って自分だけの七味を作ることができます。それぞれ効能が異なり、もちろん分量によって味も異なります。
旅先で、しかもその場所で作られたもので作る七味。おうちの食卓に置きたくなること間違いなし。こんなに愛着が湧いてしまう七味なんて珍しい。
作業工程は材料を選定、調合し、すりつぶすだけなので誰でも簡単にできます。自分だけのオリジナル七味作り、気軽に体験してみてください。
My知夫七味体験
開催期間:~2022年 3月31日(木) ※年末年始(12/29~1/3)を除くきます。
料金:2,000円(大人、子供は同一料金)
時間:13:00〜16:00の間で好きな時間をお選びいただきます。
催行人数:2〜4名
対象年齢:11歳〜
体験時間目安:1時間
集合場所:知夫里島観光協会(来居港フェリーターミナル内)
TEL:08514-8-2272
≫知夫里島観光協会WEBサイト新しいタブで開きます
隠岐4島の雨の日の過ごし方を提案させていただきました。
島の中で、雨の日にしかできないことを探すのは難しいですが、雨の日でもできることは意外とあるのです。この記事を参考に雨の日も隠岐観光を楽しんでいただけたら嬉しいです。