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隠岐で『小泉八雲』に出逢う旅

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日本の怪談を怪しくも美しい文学作品に仕立て上げ、世界に広めたラフカディオ・ハーンこと小泉八雲。
各地に伝わる多くの不思議な話を元に、独自の考察を含めながら「怪談」「神々の国の首都」などの著作を発表しています。
松江藩士の娘 せつ との結婚を機に日本に帰化し、しばらく居を構えていたことから、松江市が八雲ゆかりの地として知られていますが、旅好きであった八雲は、各地を訪れるなかで隠岐にも来たことがあり、著作「知られぬ日本の面影」にその時のことを記しています。なかでも海士町 菱浦湾の周辺をいたく気に入り、8日間も滞在したと言われています。

2025年の朝の連続テレビ小説のヒロインが 小泉せつ をモデルとすることが決まり、再び注目されつつある小泉八雲。
隠岐 海士町に残る彼らの足跡を、訪れてみませんか。

目次

  1. 八雲と隠岐
  2. 【満員御礼】ゴーストツアー in 隠岐

八雲と隠岐

小泉八雲は 、1890年(明治 23 年)、 39 歳の時に来日しました。
松江中学校の英語教師として赴任し、生徒や松江の人たちから「へるん先生」と呼ばれて親しまれ、その後、身の回りの世話をしていた小泉セツと結ばれました。
八雲は、日本の風土や文化、風習に強い印象を受け、その神秘性に惹かれました。
松江では武家屋敷に移り住み、家では着物で過ごし枯山水の小庭を愛でるなど、まるで日本人のような暮らしぶりでした。また、松江城辺りを散歩するのを日課とし、城山稲荷神社ではよく狐の石像を眺めていたそうです。
1 年 3 カ月の滞在の後は、熊本、神戸、東京に移り住み、54 歳の若さで生涯を終えました。

八雲は、1892年(明治25年)、博多~関西~山陰と旅をする中で隠岐にも来訪しています。
海士町では菱浦湾の畔にあった岡崎旅館に滞在し、その水面の穏やかさから菱浦湾を「鏡浦」と名付けたといわれます。
現在、岡崎旅館の跡地は公園となっており、八雲と妻 せつ、そして八雲が好んで描いたヤタガラス の銅像が、菱浦港を眺めるように置かれています。フェリーターミナルから歩いて5分少しの場所にあるこの公園は、島民から「八雲公園」と呼ばれ親しまれています。

なお、海士町には「ハーン」という地域通貨が存在します。
いわずもがな、八雲の本名ラフカディオ・ハーンにちなんで名づけられており、地域通貨のお札紙面にも八雲の顔が印刷されています。
旅の中で機会があれば、記念に使ってみてはいかがでしょうか。

【満員御礼】ゴーストツアー in 隠岐

2024年は、小泉八雲の代表作『怪談(KWAIDAN)』が出版されて120年、そして八雲の没後120年にあたる節目の年です。
松江市で様々な記念イベントが行われているなか、隠岐でも初めての企画が始まっています。

ゴーストツアー in 隠岐
松江の大人気ツアーをなんと隠岐でも開催することになりました。
八雲の曾孫で研究家でもある小泉凡さんと一緒に、海士町にある怪異の話や八雲ゆかりの地を巡ります。日中には、隠岐に来たら絶対に外せない大自然の絶景「摩天崖」も訪れる、もりだくさんの内容です。宿泊が伴いますので、漆黒の闇に包まれた島の夜もお過ごしいただけます。

「闇をみつめることは自らの五感力を磨くことにもなり、灯りの溢れた現代社会に暮らす私たちには、とても新鮮なものになるでしょう。語り部が心を込めて、怪談の世界にご案内します。」

〇 行程のご紹介
11/11(月)
松江市 七類港フェリーターミナル 集合
フェリーくにがに乗船し、隠岐 西ノ島町 別府港へ
隠岐の名勝 国賀海岸(通天橋、摩天崖)を観光
海士町 菱浦港 へ移動
夕刻「ゴーストツアー」開始(七尋女房岩、隠岐神社、八雲公園など)
ホテルEntoにて、小泉凡先生の講演会
小泉凡先生を囲み、参加者にて夕食・懇親会
お泊り処なかむらに宿泊
11/12(火)
フェリーにて離島 境港フェリーターミナルにて解散

本年中はこの一回限り。初回ということもあり、驚きのモニター価格となっています。
松江とも違う環境で、小泉八雲の世界を感じてみませんか。

※ 募集人数に達したため、現在このツアーはお申し込み受付を終了しております。キャンセル待ちをご希望の方は、申し込みページ新しいタブで開きますに記載の連絡先にお問い合わせください。

ゴーストツアー隠岐