ジオガイドとめぐる隠岐

隠岐の自然を満喫!ここでしかみられない絶景をめぐる贅沢ツアー

ユネスコ世界ジオパークに認定されている隠岐諸島。4島それぞれにジオパークを代表する希少な地形や生態系が見られるのが、隠岐ジオパークの最大の魅力です。冒頭のところでジオガイドさんからは「隠岐ジオパークのテーマはつながりだ」とのお話がありました。人の営み・生態系・大地の成り立ちの3つが相互に関係し合うことで、この隠岐のシオパークは成り立っているんですね。今回はそんな「つながり」にも注目しながら、海士町と知夫村のジオスポットを専門のジオガイドとめぐるツアーについて、その様子をご紹介させていただきたいと思います!

<赤ハゲ山>

<赤ハゲ山>

まず最初に訪れたのが、知夫里島にある「赤ハゲ山」です。知夫里島の港、来居港からはレンタカーで20分ほどで到着しました。山頂に近づいてくると、放牧されている牛や馬がたくさん現れ、直接触れる距離で見ることができます。何匹かが車道ををふさいで車が通れないことも。まさに「天然のサファリパーク」といった様子で、大迫力です!


そして頂上からは、他の隠岐3島をはっきりと見ることができます。眼下には、火山の噴火によってできたカルデラ(島前カルデラと呼びます)が広がり、天気が良い日は遠く島根半島まで眺めることができます。この360°の大パノラマは隠岐を代表する美しい眺望となっており、必見です!


ガイドさん曰く、この赤ハゲ山の正面に見える西ノ島の焼火山は山全体が信仰の対象になっていたことから、島前3島(西ノ島町、海士町、知夫村)の所有になるそうです。たまたま居合わせた島民の方も知らなかったようで、とても驚いていました。ガイドさんと一緒だと、その地形と人の営みの「つながり」が感じられて、何倍も楽しめますね!

<赤ハゲ山>

<赤壁>

<赤壁>

続いて訪れたのが赤壁です。こちらも一面に広がる赤い岩肌がとても迫力を感じさせます。なぜ赤いのかというと、噴火で吹き出した溶岩が高温のまま空気に触れて酸化したためだそう。よく見ると真ん中に色の異なる一本の線が見えますが、これは溶岩の通った道=火道と言われるもので、実際に火山の噴火があったことを物語っています。


実はこの赤壁には転落防止の柵や囲いといったものがないので、崖ギリギリまで近づくことができます。恐る恐る下を見てみると、そこにはエメラルドグリーンに輝くきれいな海が!間近で大自然を感じることができるのも隠岐のジオパークの魅力です。(※転落されませんよう、十分ご注意ください。)


そしてなんとこの赤壁では山頂から流れ出た湧き水が小さな滝のように打ち付ける様子も見ることができます!ガイドさん曰く、風が強い日にはこの滝が下から舞い上がる珍しい光景が見られるそうです!ぜひこの滝にも注目してみてください!

<赤壁>

<隠岐神社>

<隠岐神社>

続いてお昼を挟んで移動してきたのが海士町の「隠岐神社」です。鎌倉時代に活躍された後鳥羽上皇を祀った神社で、創建83年の比較的新しい神社です。なお、今年は後鳥羽上皇が承久の乱に敗れてここ隠岐に配流されてから800年の節目の年にも当たります。


「そもそもなぜ後鳥羽上皇はこの海士町に配流されたのか?」という質問が、ツアー参加者の方から飛びました。待ってましたとばかりに解説するガイドさん。「当時は、配流された貴人が怨霊になって祟りを起こすことが恐れられており、罪人とはいえ、配流先でしっかりとした生活を送られるかどうかが大きなポイントになっていました。そこで、もともとこの海士町には火山の噴火でできた平地と湧き水があり、その平地と水を活かして、古来より盛んに米作りが行われてきたことが大きな要因だと思います。また当時都があった京都からの方角も隠岐はよかったことから、配流先に選ばれたのだと思います。」


800年の節目の年にガイドさんと周る隠岐神社は、一層の趣深さを感じさせますね!

<明屋海岸>

<明屋海岸>

続いて訪れたのが海士町内でも随一のジオスポット「明屋海岸」です。隠岐の島町まで見渡せる、透き通るような眺望と打ち付ける波の音が癒しをくれる海岸です。夏場はキャンプ場としても人気を博しています。こちらも過去に噴火があった影響で、海岸沿いの崖面は溶岩で酸化して赤くなっていたり、逆に写真のように酸化せずに黒くなったそのまま残っているものなど、噴火の痕跡や貴重な生態系を数多く見ることができます。


ちなみにガイドさん曰くこの「明屋」の由来ですが、もともと海士町の宇受賀命神社の神様と西ノ島の大山神社の神様が結婚し、出産するとなったときの「産屋」がちょうどこの付近で、そのお産が「明けた」ことから「明屋」海岸と名付けられたと言われております。


いろいろなところに「つながり」があるこの隠岐ジオパーク。ジオパークと神話の結びつきもとても興味深いですね!

<明屋海岸>

<金光寺山>

<金光寺山>

最後に訪れたのが「金光寺山」。読み方は「きんこうじさん」と読みます。このスポットの特徴はなんといっても、写真のように火山の溶岩が流れ出たことによりできた平野を一望できるところです。この平野一帯では、湧き水のおかげもあり、古来より盛んに米作りが行われてきました。夕暮れ時には、夕焼けと海を一緒に眺めることができ、とても癒されます!


そして実はこの金光寺山、山の頂上でありながら湧き水を見ることができます。ガイドさん曰く、この湧き水を利用して過去には湯治が行われていたそうです。またこの湧き水のおかげでカエルやコオロギ、また絶滅危惧種にも指定されているゲンゴロウを見ることができます。


なぜ山の頂上でありながら湧き水が出るのか、さまざまな説が唱えられていますが、はっきりしたことはわかっていません。ただこの湧き水のおかげで海士町が島前随一の米どころになり、貴重な生態系の形成につながっているのはまちがいないですね!

<金光寺山>

<ツアー参加者とガイドさんの声>

<ツアー参加者とガイドさんの声>

最後に1日のジオガイドツアーを終えられての参加者の感想とガイドさんのコメントをご紹介します!


・参加者の方
この隠岐のジオパークは、各スポットごとのストーリーがとても明快でどれも興味深く聞いていました!冒頭でのガイドさんの説明の通り、随所に「つながり」を感じることができました。この隠岐全体の成り立ちが古来よりの生活に大きな影響を及ぼし、それが今の生活や生態系、また貴人の配流の歴史に繋がっているのだということがとてもよく分かりました。早速、地元の仲間に紹介したいと思います!


・ガイドさん
隠岐のジオパークの最大の魅力は、なんといってもやはり「直接触れられる」こと。教科書でしか見れないようなもの貴重なものが、数多くあり、しかもそれを間近で観察し、触れることができる。世界中身渡してもなかなかこのような地域はないのではないでしょうか。まさに「天然の博物館」と言えると思います。その中で、ただ景色を見るだけではなく、その背後にあるストーリーをお伝えすることで、その「つながり」を感じていただければ、ガイドとしてとても嬉しいですね!



※本ツアーへの参加をご希望の場合、お客様のご要望に合わせてご相談させていただければと存じます。こちらのツアーに関するお問い合わせやお申し込みはこちらのリンクからお願いいたします!

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