「神葉」とは「ホンダワラ」のことですが、収穫したらまずは茹でて、それから天日干しします。カラカラの状態になったら、調理または冷凍保存します。
「神葉漬」という名前ですが、厳密には醤油、お酒、砂糖などで煮てある煮物です。ただし調理済みの状態がお漬物に見えるので、そう呼ばれているのではと思われます。
神葉の引き立て役として、知夫里島に自生している山椒の葉や、自家製干し大根が使われています。どちらも島民がたくさんストックして、一年中切らさない食材です。
ご飯やお弁当の箸休めとしてはもちろん、「お酒のつまみに丁度いいよ。」と、知夫来居港の売店で購入される男性も多いです。
神葉藻を知夫里島では、天ぷら、お味噌汁、ちらし寿司にも使い、学校給食の食材としても度々登場します。
ただ、温暖化のせいか収穫量は年々少なくなっているという声もあります。神葉は他のホンダワラ科の海藻と比べて、元々の量が少ない上に、いつか収穫できなくなってしまうのではないかと心配されている島民に愛される食材です。
この投稿を読んで、ちょっと食べてみようかな?と興味を持っていただけましたら嬉しいです。
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以上、知夫里島のタケでした。